エカシのたわごと

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街山荘と木工房丸太屋のOYAJI、はらだよしお。

 

 2003年10月11日(土)

JAZZバンド・EDFへの最終評価

 

街清水武志氏を隊長とするジャズバンドEDF(地球防衛隊)とのモツレは

そもそもが、街山荘通信で彼らの森の部屋でのライブをワタシが数行批評

したことから端を発した訳です。

参った参った尻尾を巻いて退散、と、しましたが、

それでは納得いかない方も大勢いらっしるので、ここで決着をつける意味から

公表されていない部分を明らかにする事と、

ワタシの最後の想いを述べて終わりにしたいと思います。

先ずは、メールのやり取りと、EDFの掲示板を一部省略してお伝えします。

ま、結構長い(街山荘通信自体長いのにその数倍です)ので、

気長にお付き合いください。ナカナカ緊迫した読み物ですよ。

 

先ずはEDFの狂信的信者、いや、熱心なファンから。仮名Yさんにします。

>原田さま:中略

>030920の通信は不愉快な思いをしましたが、抗議はしませんでした。

>Jazzミュージシャン=お金をもらえればいい、といった偏見を持ち、演奏を聴

>かずに論評をする人に通じるとは思えなかったからです。

>しかし、下記の030920の一文を読んで抗議した方が良いと考え直しました。

 さて、先日のワタシのライブへの批評が当事者のJAZZミュージシャン達の激怒と

  一ファンの嘆きを招いてしまいました。

>抗議しなかったファンも嘆いていますし、不愉快な思いをしています。

>私たちは E.D.F.のファンですが、あなたのお店の客でもありました。

>私が見た限り、原田さんが演奏を聴いているようには思えませんでした。

>私個人に回答は必要ありません。

>というか欲しくありませんが、どの程度演奏を聴いてのご意見なのか、街山荘

>通信をお読みの方にご説明ください。

>私自身の意見を一応お伝えしておきます。

>E.D.F.の掲示板に次のような意見を書き込みました。

>---

> 送られてきた『街山荘通信』読んで、非常に腹がたちました。ちょっと頭を冷やして

>みようと時間をあけてみましたが、やっぱり不愉快です。

>好みとか、意見の相違というのは当たり前というか仕方ないと思うのですが、

>意見も書き方もフェアでないことが不愉快の原因です。アンフェアと思うのは次の3点。

>・ろくに演奏を聴いていないのに意見を述べていること。ずっと見ていたわけではないけど、

>ちょっとのぞきに来てただけのようでした。

>・否定的な意見を述べながら「〜と思ったのはワタシだけの主観でしょう。」と逃げている。

>・E.D.F.のライブに街山荘が無料で森の部屋を貸し出したように書かれていること。

>ライブの日に街山荘でもらったチラシに書いてある「無料開放」のシステムだと、

>有料イベントのチャージは店と主催者の折半だし、チャージがなかったとしても、

>決して安くはない飲食代をお客である私たちは払っています。主催がどこかとは関係なしに、

>E.D.F.の音楽を聴くため>に行った人間としては、そういうお店にお金を払ったことを

>非常に悔しく思います。

>あの日E.D.F.を初めて聴いたお客さんも楽しんでいたこととか、あたたかい雰囲気が

>あの書き方ではまったく伝わらないのが残念です。

>というか、聴いてへんし、見てへんねんからわかるわけないんだろうけど。

 <隊長>

 >紹介したM君には通信を送らんと、僕にも未だに返事がない

 EDFの掲示板は良く分からんのですが、量的に古いのは隠れてしまい、確か上記の

 ようなコメントてした。

 

 

で、早速、EDFの掲示板を見たら本当に投稿されていた。

ワタシの例の批評で清水君が激しく抗議のメールを寄せた翌日

M君が宗さんと店に来て「私はアンタの後ろでいつもクソを顔にベターッと塗りつけられ

後始末している」と、これ又激しく非難された。

というのも8月にパソコンがダメになり、新しいパソコンで皆様のアドレスの復旧に

追われていたのは通信でお伝えしたと思いますが、中にはモレていた方も多く、

M君のアドレスもモレていた、彼にはその時も通信が送れていなかったのが判明。

M君は清水君からの転送で知り、自分には知らされずに自分の立場ないと怒りまくり。

で、と言うコトなら、清水君に宛てた返信のメールを見せて、彼は納得。ニコニコ

一つは、M君が気の毒と思うココロから始まったコトでもあったのです。

M君に電話をして「EDFの掲示板を見たか、見てなければ見て直ぐに電話なりメール

をして欲しい」が、これ迄なら直ぐに反応する彼が、一日待っても連絡がない。

痺れを切らせてM君に強い感じのメール。以下です。

 

 

昨日、電話で彼の掲示板を見てくれるようお願いしたが見てくれましたか。

 

Yさんの投稿の

>EDFのライブに街山荘が無料で森の部屋を貸し出したように書かれていること。

>ライブの日に街山荘でもらったチラシに書いてある「無料開放」のシステムだと

>有料イベントのチャージは店と主催者の折半だし、チャージがなかったとしても、

>決して安くはない飲食代をお客である私たちは払っています。

 上記の部分で、「チャージは店と主催者との折半」「決して安くない飲食代」について

 あの日はチャージとしては街山荘が一円たりともとっていないコト。

 むしろ、一人分のチャージは俺が払ったコト。

 更に、僅かだがバンドの飲食代をM君が払うのでマケタこと。

 そして、何の何処と比べて街山荘の飲食代が高いのかわかれへんけど、

 街山荘は決して高い店でないと言う内容の投稿を掲示板へ

 君の責任において君の名でして欲しいと願います。

 更に、清水君が自分への返事が一切ないと言っていることに関しても

 事実無根である内容も投稿して欲しい。

 俺が発したミュージシャンへの批評に対して、どんな罵声を浴びせられても

 百歩譲って、が、事実に反する内容で店を誹謗中傷されるのは我慢できない。

 と、言って、更にコトを荒立てたくないというのが本当の気持ちです。

 そこを穏やかな内容で結構です、M君が掲示板で訂正してくれるなら

 それ迄と言うコトで忘れましょう。 出来ない、しないと言うなら、今後の展開に

 俺としては容赦しない積りです。

 ココロ静かに冷静に考えて、俺を敵に回さないほうがいいでしょう。

 これは、お願いと、忠告です

 

 

続いてYさんにも返信のメール

 

 なかなか手厳しいお言葉をいただきましてありがとうございました。

 返事は要らない欲しくないと、書かれていましたが

 説明して欲しいとあり、更に末尾にはアドレスも載っていましたので

 返事というかメールさせてもらいます。

 その前にEDFのファン(匿名にさせてもらいます)方からの「嘆き」に対する

 ワタシのお詫びと釈明の返事を下記に全部乗せますから読んでください

 

 ご意見ありがとうございました。

 心して拝見いたしました。

 ワタシの一行の主観が、ある人にとってココロを逆撫でしたのだ

 と言う、事実を認識いたしました。

 誠に申し訳ございませんでした。

 いまから約15年前迄、10年間アメ村の三角公園の前でジャズライブハウスと

 傍らジャススクールをやっていました。

 ワタシは無一文で店を興し、遂に念願だったライブハウスを開店したのが

 確か、36才の頃です。ジャズ界にはウトク、ミュージシャンやその周りの言い

 なりになっていた時期がありました。

 ジャズスクールを興したのは勿論ワタシの野望もあったのですが、何よりも

 貧乏ミュージシャンの経済的救済が先決でした。

 しかし、ワタシが前へ進み道を開いて行けば行くほど回りのミュージシャンの

 殆どは理解する以前に「金のある奴」と勝手に思い込み、おんぶに抱っこの

 日々でした。

 何かと言えばギャラ、何回出演させてくれるのか、客が少ないのは店の責任

 ただで酒を飲ませてもらうコトの執着。それでも10年間続けました。

 ふとした機会でロスに行くコトになり、奇遇にもプラターズ(ご存知ですか黒

 人のコーラスグループ)のベースのホビー・Wと知り合い、ロスのライブハウス

 を数件案内されました。最後は黒人街の黒人しか行かない大きなライブハウス

 です。白人も行かなければ勿論日本人は初めて。ボビーの紹介でワタシが日本

 の大阪のジャズクラブのオーナーと大げさに紹介され場内大拍手、それからしば

 らくは握手に抱きつき、キッスの歓迎の人達が次々ワタシのところへ来ました。

 感動と感激は言うまでもないのですが、その後チョッと困ったことになりました。

 ボビーはワタシをドラムの真前に座れと言って譲りません。

 ライブハウスをやっているワタシがドラムの前がどんなにウルサイかと言うコト

 しかも5バンド出る前座が始まる前。前座はそこに出れるだけでも名誉に思う

 ミュージシャン達、ノーギャラのチップのみ。

 諦めてドラムの前に座り、まずはフュージョンの演奏。

 ブルース、ジャズカルテット、男性ヴォーカル、最後にメインのサラボーンの

 ような体格の女性ヴォーカル。

 気がつくと、ワタシは約2時間2杯のウィスキーだけで音に酔いしれていたのです

 ドラムの前でドラムがウルサイとも喧しいとも感じず。

 前座が終わると客席から1ドル紙幣をクシャクシャに丸めたモノがパラパラ

 最後のメインの女性ヴォーカルは10ドル以上の札を二つに折ってピッと立て手に

 奏者へ直に渡す光景も珍しかったのですが、とりわけ最後の女性ヴォーカルは

 黒いドレスの胸元にいっぱいの紙幣をねじ込んでいました。

 本場の実力本位の容赦のない世界。

 甘えのない所に切磋琢磨した芸術が生まれるのを目の当たりにした思いでした。

 前座でもドラムの前でも、聴き入ってしまった実力。

 帰国後、ワタシはライブハウスを止めました。

 自分の店でやっていた程度のジャズでお客さんからお金を取れなくなったからです。

 この店はそろそろ3年になります。

 森の部屋は当初ジャズライブの復活を期して2年前に完成させました。

 長野のロッヂを焼失させて、又大阪に戻りジャズのライブもと他愛なく思い

 昔よすがのジャズメン達に森の部屋の完成でライブをやろうと声をかけました。

 「ギャラは何ぼですか、昔のような訳にはいきません」

 交々とそんな声が第一声に、何ともセチガラク、体質の変わらなさにガクゼン。

 昨今、ジャズをやれる場も、ジャズを聴こうとする人口も激減しています

 もっと熱い魂でやっていけないのか、しかし、魂のないライブならしない方が

 ワタシの中にそんな失望が根を張って、その意識が先日も浮上していた、と

 ご理解願えれば、、、

 M君が彼らに支払ったギャラもにビックリ、更に飲み食い全てを負担です。

 後で見るとステージのセッテングは元に戻す条件で移動したのにそのまま

 良くない要素が色々目につき、昔の苦い思いがふとよみがえったりもして

 主観の愚痴?になったのです。

 いつか、その辺のコトも貴方ととチャランケできたらと思います。

 ただ、何方かお顔が分かりません。

 こんなところですがご都合が良ければぜひ、又、お越しください。

 イヤイライケレ(アイヌ語でありがとうございました)

 

 以上です。その後この方から大変ご理解あるメールをいただきました。

 さて、こんなことは本当は表面に出さないのですが、

 貴方が激しくワタシを非難し店までも中傷され、しかもEDFの掲示板に投稿。

 それでは当日のコトをお話します。

 あの日のライブはM君が熱心に働きかけたコトで実現しました。

 それは当初EDFからギャラ10万円要求され、何とか6万円で話がついたそうです

 その上に当日の飲み代はM君持ちと言うコトです。

 ライブチャージはご存知のように2000円。

 これは、主催者のM君に全部入ります。

 街山荘はM君に森の部屋を無料で貸したのです。

 街山荘はただお客さんのご飲食代のみです。

 ところがお客は17人、一人はワタシの招待でそのチャージは私が払いました。

 始めに、清水君がピアノを元通りにするので動かしてもいいですか

 と聞かれたので、快く承諾いたしました。

 時間中も終わってからも飲食した彼らの代金は1万を超えていたのです。

 当店はビール500円、それを約束どおりM君が払いました。

 ここで計算です。

 17人で34000円がM君に入り、彼はギャラ60000円、バンドの飲食代10000円

 (余り気の毒なので端数はサービス)を払ったのです。当日のチラシもM君の

 手作り、そして結果、彼は36000円の赤字です。

 M君は最終電車でバンド達より先に店を出ました。

 お疲れ様と清水君達が店を出たのはそれからしばらくです。

 帰り際「僕たちの飲み代は」「M君が済ませたよ」「そうですか」

 私としては「ありがたい、或いは悪いな、Mさんヨロシク」くらいの

 一言が欲しかった。

 さて、それから森の部屋に行くと、ピアノはそのまま、ステージから部屋の

 隅に移動させた使わないアンプとマイクスタンド等もそのまま。

 次の日にM君が来て片付けるのを手伝いました。

 清水君が自分が片付けると言ったのをですよ。

 私は更にM君に同情、その日のランチをご馳走しました。

 中略・・ライブを聴いていない、見ていない。成るほど皆さんのように席に座って

 じっくり楽しめなかった。私が位置していたのはステージの裏の厨房です

 料理をする私はそんな時厨房からは長時間離れる訳にはいきません。

 それでも充分音は伝わります。

 少なくとも10年間ライブハウスをしてきた私です。当時清水君もライブを

 させてもらったと言っていましたが、どのバンドに入っていたかは記憶には

 ありません。それ程連日ライブをやっていたのですよ。

 清水君の言うように「音楽が分かっていない」貴方の言うように「わかるわ

 けない」には苦笑してしまいました。

 この店には馴染みになれば週の内半部は来る客も少なくはないです。

 中には毎日来る人も居ます。貴方の言うように高い店なら、頻繁には来れない

 しかも、三十代前後の若者が中心です。

 街山荘の飲食代が高いとは、何と何処と比べて言われましたか。

 

 貴方達は「アンフェアー」と言う言葉が好きですね。

 しかし、私から見ればその言葉の意味を理解されていない。

 私が私のBCCで数行(あの長い通信の中では僅かな量です。本当に伝えたい

 ことは前後にいっぱい書いてあったのですよ)、その日のライブを評した文を

 流した。どこかの誰かの掲示板に投稿して誰でも見えるモノではないのです。

 私は私の店で催されたライブを店の責任者として当然の意見をいったのです。

 なぜなら、彼等もプロ(ギャラを取っている)ならあらゆる面で評価批評を受ける

 べく立場です。

 ただ、その裏の理由、ギャラが幾らか、飲食はM君持ちとか、片付けて

 いなかったとか、一言も触れていません。それは彼等自身に不利なコトです。

 当人達が不利と私が認識したコトを出してまで批評するのは私の本分では

 ありません。

 むしろ、先ずは「ジャズを静かに楽しんでいる、森の部屋に似つかわしい」とか、

 「トランペットはナカナカのモノ」とも評価も加えた上での批評です。

 それを好き勝手に批評されたとか、アンフェアーで卑怯者呼ばわりには

 正直言ってビックリです。

 しかし、百歩譲って、と言うのはM君の立場も考え、更に、何であれ

 人を激怒させ傷つけたコト、ファンの方を嘆かせたのは事実として、その辺を

 不徳のいたすこと、とにかく先ずはお詫びしたのです。

 先ずはファンの方に、そして清水君へ直接と、次の街山荘通信で私としては

 公の場でそれをしたのです。

 その上で議論すべくはしませんかと提案したのです。

 ところが、今になっても清水君から何の音沙汰もない。

 じゃ、この件はそれで良しと思っていた矢先に貴方の激しいメールです。

 

 いいですか、私へだけのメールのみなら、私は貴方にも先のファンの方同様

 謙虚に受けてお詫びしています。

 ところが、すでに、EDFの掲示板に投稿したあとですね。

 内容は事実に反するコトと歪曲した無責任な誹謗中傷です。

 更に、それを受けた清水君は、その後私に何の音沙汰もなく、私からの

 返事がないとウソを言っている。

 自分達の不利なことは全て伏せて、本題を外れたところの中傷を掲示板で

 やっている。

 「アンフェアー」という意味が分かりますか。

 

 そこで、お願いです。

 この私の長文(実際こんな長いのは初めてです)は、それ故に私の心の奥から

 発した言葉です。この長文を読んで、貴方にココロがあるなら、

 少し静かに考えて、一瞬でも反省していただきたい。

 そして、掲示板に貴方の誤解であったコトを投稿してください。

 そうしていただければ、改めて私は貴方にお詫びいたします。

 が、それをしていただかない時。そして、更に私の街山荘を誹謗中傷するような

 コトがあれば、私は重大な決意をしなくてはならないでしょう。

 その責任は貴方達にあります。

 事実、先の通信で多くのメールが寄せられ、私を励まし、中には激しくEDF

 に投げている人達も少なくないです。

 それは、その人達が私をよく理解されているからです。

 貴方もEDFのファンであり彼等を理解しているから私への誹謗中傷になった

 のでしょう。これは、とりもなおさず、意思の疎通が出来なかった故のコトと

 思います。

 私は清水君が言っているように彼等を嫌いでも好きでもないです。

 少し話し合えばお互いが理解出来ると思います。

 何故なら悪い人達と思えないからです。貴方にもそう思います。

 最後に、私の清水君達への当日のライブに対する批評で、私自身への批判

 非難は言論の自由です、好き放題にされると良い。

 それも、私の試練でこれから私の人生への良いにしろ悪くあろうと教訓とい

 たします。

 確か清水君の掲示板の表題は「わしがわしの我を捨て、お陰お陰で生きていく」

 でしたね。今回のことはわしはわしの我がのコトばかりですよ。

 

 

さて、Yさんから待ってましたとばかりに早速返信がきました。以下です。

 

原田さま:

丁寧なお返事ありがとうございます。

長いメールは論点がはっきりしなくなるので、適宜省略させていただきますが、

お返事させていただきます。

メールはこれで最後にいたします。

> 街山荘の飲食代が高いとは、何と何処と比べて言われましたか。

「安くない」と書きました。

高いとは思いませんが、「安くない」というのが実感です。

当日二人で9,050円払いました。だいたいお酒を2杯ずつ飲んで2,3品料理を頼

んだと思います。正直なところ、料理がメニューを見て期待したほどおいしく

ありませんでした。

> 私は私の店で催されたライブを店の責任者として当然の意見をいったのです。

> なぜなら、彼等もプロ(ギャラを取っている)ならあらゆる面で評価批評を受ける

> べく立場です。

> ただ、その裏の理由、ギャラが幾らか、飲食はM君持ちとか、片付けて

> いなかったとか、一言も触れていません。それは彼等自身に不利なコトです。

> 当人達が不利と私が認識したコトを出してまで批評するのは私の本分では

> ありません。

ギャラの問題は、ミュージシャンと主催者の間の問題で客には関係ありません。

それから、客に主催者と店を切り分けて考えろというのは無理な話です。

ミュージシャンが批評を受けるべき立場というのは賛同しますが、もし不本意

な演奏だったと思うなら、客の立場からは主催者が客に対して申し訳ないと考

えて欲しいし、客のためにまずミュージシャンにきちんと演奏するよう要求し

てして欲しかったと思います。

それをせずに厳しい批評をいきなり客にまで伝えるというのは、主催者の怠慢

に思えるし、満足していた客に対しては失礼な話です。

飲食に関してはE.D.F.が負担を要求したわけでもなく、Mさんの判断ですか

ら、不利な点とは思えません。

かたづけに関しては、メンバーがかたづけようとしたら、若い男性店員の方が

「いいですよ」と言ったそうです。

> いいですか、私へだけのメールのみなら、私は貴方にも先のファンの方同様

> 謙虚に受けてお詫びしています。

> ところが、すでに、EDFの掲示板に投稿したあとですね。

> 内容は事実に反するコトと歪曲した無責任な誹謗中傷です。

当日森の部屋が無料で貸し出されていたことは私には知るすべがありませんで

した。

無料という可能性も考え「チャージがなかったとしても」と書きましたし、無

料だった事実を知っても、私が街山荘の客であったという認識に変わりありま

せん。

> 更に、それを受けた清水君は、その後私に何の音沙汰もなく、私からの

> 返事がないとウソを言っている。

> 自分達の不利なことは全て伏せて、本題を外れたところの中傷を掲示板で

> やっている。

> 「アンフェアー」という意味が分かりますか。

> そこで、お願いです。

> この私の長文(実際こんな長いのは初めてです)は、それ故に私の心の奥から

> 発した言葉です。この長文を読んで、貴方にココロがあるなら、

> 少し静かに考えて、一瞬でも反省していただきたい。

> そして、掲示板に貴方の誤解であったコトを投稿してください。

> そうしていただければ、改めて私は貴方にお詫びいたします。

お詫びしてほしいとは思っていません。

ただ、街山荘通信の読者にE.D.F.がお金をもらっていい加減な演奏をするバン

ドだと思って欲しくないだけです。

どういう「ジャズミュージシャン」とおつきあいがあったのかは知りませんが、

私が知っているミュージシャンの人達(ジャズを演奏する人が多いですが)はみ

な真摯に音楽に取り組んでいます。そういう人たちの音楽を聴くために、応援

するために、ライブに足を運んでいます。E.D.F.もその一つです。

掲示板への投稿は、あの時点で私が知りうる情報で正直な気持ちを書いたもの

です。内容に間違いがあれば、公開の場ですからご自分で訂正なさってくださ

い。それがチャランケではないのでしょうか。

 

 

続いてM君からも返信以下です

 

 まず、「掲示板」とは、E.D.F.のBBSの掲示板のことでしょうか?

 彼とは、だれのことでしょうか?

 Yさんは、E.D.F.のファンで、女性です。

 そして、君とは「M」のことでしょうか?

 「街山荘」の飲食代について、なぜMが「高くない」と言わなくていけないので

 しょうか?

 「飲食代」に関して、「御客様」が個々に「高いとか、高くない」とか判断される

 ものでしょう。

 Mが思う判断基準は、「価格」「量」「内容」「サービス」「店の雰囲気」等々

 が、

 「御客様」にどれだけ向けられているか。それを「御客様」は敏感に感じとられ

 て、判断されると思います。

 また、「御客様」個々の判断基準は、人によって違います。

 宗さんの「義兄妹」ということで、宗さんの指示に従い。

 E.D.F.の掲示板には、「チャージ料金」の件について、事実関係のみ書き込

 んで置きました。

 それと、マスターの文章内での、「恐喝」ともとれる内容のために、掲示板に書き

 込みしたのではなく、

 宗さんからの頼み、と「不毛な争い」を、防ぐためです。

 

 

以下がM君のEDF掲示板への投稿と管理人隊長のコメントです

 

 10月1日(水)今日、和歌山市に、仕事で紀ノ川沿いを、車で走って来ました。

 田んぼの稲は、黄金色に、土手には彼岸華が「紅く」アクセントをつけた風景と、紀ノ

 川との情景が、ああ〜、清水隊長のナイーブな「メロディライン」の源泉ではないかと、

 思いました。先日の武井隊員とのディオは、「コルトレーン&モンク」をしのぐと思い

 ました。

 実は、「街山荘」でのE.D.F.ライブの当日の「チャージ料金」の事実関係のみお

 伝えします。全てミュージシャンのギャラに当てました。

 また、「街山荘」のマスターのメールによる、挑発には決して乗らないで下さい。

 賢明で、冷静に、且つ無視して下さい。

 時間とエネルギーの無駄ですから、そして、不毛な争いは、お互いに傷つきます。

 E.D.F.のファンは音楽を愛する人達と思います。

 皆様の良識に、期待します。

  <隊長>

 ああ、例の件、もう皆忘れてますから心配しないでくださいね。>なあみんな

 ところで、今日は天気が良かったので気持ちよかったでしょ。でも、今は和歌山ですが

 僕の源泉は大阪の生野なのですわ。(笑)

 

 

続いてEDF掲示板で別のファンの投稿と隊長のコメントです

 

 先日のDUOはおもろかった思いますわ。

 あれ聴かれへんかった人損したかもね。

  何や過去ログ読んだんですけど、

 えらいことが起こっとったんですな。

 僕ぁ当日ライブ行けんかったけぇ状況はわからんのすけど、

 それでもえらい書かれようですな。

 まぁ、自分らの代わりにその人がいらん業を背負ってくれてるんやと

 思わはったらそれでええんと違いますやろか。

 憎まれ役は他に任せて、愛され続けていっちゃってほしぃ今日この頃です。

  <隊長>

 有難う、暖かいお言葉。

 少なくとも君は愛してくれてるって事ね。(嬉)

 まあ、状況はYさんが書いたとおりよ。

 でもいまはもう誰もこの事気にしてませんわ。

 だって、『ロッカーのハナコさん』の方がおもろいねんもん。ただ、一つ気に成るのが、相手さん僕ら関西ジャズ協会入ってる思ったはるんやけどそんなもん僕が入る訳無いって事言いたいけどそれだけ。

 僕らは関西ジャズ協会違ってどっちかというと『大阪パラダイス』やねんけど。

 

 

あぁあ、しんど。

皆様もここまでお付き合いご苦労さんでした。

メンドクサイのですが、上記の諸々にチョッと反論。

どうであれ、人を怒らせ傷つけた、と言うコトで先ずは深々とお詫びしたのです。

これはワタシの誠意として素直に受けて欲しいと願っていた。

世間に見られる現象に、腰の低くい人にとか、頭を下げてくる人、言葉丁寧な人には

受けた方が偉くなった、或いは強者であるアホな錯覚をする下賎な奴が多いですね。

侘びを入れて議論すべきはしましょう、のワタシの返事には直接何の応えもなく

しかも連絡が一切なく、ウソを平気で言って(Yさんへの私の返信を見てか、いつ入れた

のか自分のコメントの下に、SP後日マスターからの返事があった、と。ただし内容に

関しては一切触れず、自己の正当性だけを印象づける姑息なやりかただ。)御高くして

いらっしゃる清水君。

更に、このYさんも、ワタシが侘びを入れた後に猛々しくののしってくる。

不快で上記の下賎な奴のレッテルを貼らざるを得ないですね。

Yさんの「主催者」と言うのが街山荘でなくM君だと言うのが理解できていない。

しかも「ミュージシャンへのギャラ云々は、客が知る由もない、」と来る。

無料貸しと見せて実は2000円のチャージの半分を取っていると事実無根のコトを

知りもしないで非難なさるから、事実をお教えしたのにああ言えばこうの非論理性。、

森の部屋をM君に無料で貸した事実を誤解していたから、知ってもらったのに

「EDFの掲示板に貴方が直接投稿すればいい」と開き直り。、、

その時は詫びて話すればお分かり願える方達と思っていたので、直接投稿し公にして

荒立てたくないワタシの配慮など微塵も感じていない。

逆に間違いを指摘されて開き直り、ヒステリックな叫びしか聞こえてこない。

片付けは若い人が「やりますから」と言ったからしなかった。

それって、変でしょう。

決定権のあるワタシと約束をして、決定権のないバイトが言ったから、と

子供のお遊びとちゃうで、でまあ念のためワタシも一応若い者に

「言うたのか」「忙しいのに言うわけない」と憮然。

仮に言ったとして、それは片付けると言った本人の清水君が帰り際にでも

「若い人が言うてくれたので、その言葉に甘えさせてもらいます」の挨拶がワタシに

あるのが当然で、むしろ言われても若い者と一緒になって片付けるのが大人でしょう。

森の部屋をご利用していただいた人達は多数に及んでいます。

そんなのは一人も居なかった。むしろグラスや食器の片付けをして帰る人の多いこと。

そやから、つい「ギャラさえ貰えば」の一言が出たのです。

その話を聴いた人の中には「ミュージシャンの風上にも置けない」と、吐き捨てた人は

少なくはない。

最後に、チャランケとは話を一方的に打ち切るモノではないのです。

アイヌの萱野さんによると、チャランケとは相手をただ追い込むのではなく、どこかに

逃げ道を作っておく、と言う崇高な思想が基礎なのに、ああ、救いようのないお方や。

 

さて<隊長>さんコト、清水武志君には、もうもう何て言うてええのか。

この二面性には参りました。実に姿勢がハッキリしてて立派ですね。

激しくワタシに抗議をして、アンフェアだ卑怯者とナジッタ後はまるで座禅でも

しているみたい。ケロリとウソを言ったり、自分の不都合は一切表に出さない。

しかも「ああ、あのコト、もう忘れた。」と悟ってらしゃる一方で

信者、いやファンに激しく攻撃をさせて自分は超然としている。

ナカナカの策士、戦略家、ご立派と言うしかない。むしろ教祖様。

それに比べたら、ワタシなどバカもいいとこですね。

抗議に、非難に、中傷にそれぞれ生真面目にお応えして、疲れ切っている。

 

M君。実はコノ君が一番曲者やった。

コノ君に同情したが為にワタシは手負いのクマ、いやゴリラかな、もうヨレヨレ

そもそも、彼が街山荘に頻繁に出入りするきっかけは、

ワタシの古い友人、いや同士とも言える宗秋月さんが紹介してからのコト。

ビデオ映画『浪花に残る戦争の跡』の上映会を森の部屋でやった。

これは内容も意義があり貴重なのと、何と言うても同士たる宗さんが深く係わって

製作。映画の中の語りも宗さんの柔らかく包むような声で。

この入場料が500円、映画の内容だけに大して人も集まらないとの予想に反して

蓋を開けると50人以上の入場者。立ち見も多くギッシリと身動き取れない。

街山荘は入場者にドリンク一つでも注文を受けて初めて実入りがあると言うのに

注文を頂いたのが最初の20人程の方で注文を取れる状態でなく、

人件費を払えば赤字。

そやけど、ワタシは嬉しかった。

この世情でこんな映画を見ようとする人達が予想を大きく上回ったコトを。

M君、それに気を良くして、次は在日の歌姫イ・ジョンミさんのライブを企画。

恥ずかしいが、ワタシはその人を知らなかった。

ギャラなどを考え、その時もM君を心配した。

ワタシが知らないだけで、この人の熱狂的なファンが実に多いのを知った。

侵略、虐殺、強制連行、差別、貧困の在日のココロを唄う歌姫。

結果は満席で、M君は赤字にならなくて済み、ニコニコニヤニヤでホッとしたものです。

マタマタ勢いづいたM君、今度はジャズのバンドを呼んでくると、踊りだした。

イ・ジョンミと違ってジャズのライブは難しいから止めとけば、ワタシの忠告を

振り払い一人走り出した。

自分は『関西ジャズ協会』の会員やから客は集めて見せる。と言い切って

EDFを呼んできたと言う次第です。

パンフには学生と協会会員は2000円のチャージを1500円に割引と

で、まぁEDFも関西ジャズ協会に属していると早とちりした訳。

宗さんも心配、心配がもう一つ「原田さんのような考えの人に『防衛隊』なんて

名前は迷惑でしょう」ま、M君が一生懸命やりだしたから協力しましょう、で決定。

M君にすれば、無料で場所が借れるなら、あれもこれもと次々企画が浮かぶ。

沖縄の「マーちゃんバンド」も考えたり、EDFの後は高槻のジャズバンドと

まるでイベント屋になった感じ。

今回のコトで、M君にすれば、自分が好きでやった事に、赤字でも良かったのでしょう

そこをワタシが要らぬ心配と余計な同情をしたのに、子供のように怒り、今までの

経緯は一切ホゴにしてワタシを敵に回し他の人を煽る役を演じてしまった。

EDF掲示板に「街山荘のマスターの挑発には乗らないで下さい。無視して下さい」

あ然、とはこのコト。

本来なら中間に入って、お互いの良いところを伝えて誤解や怒りを解く役目が

出来た立場なのに、宗さんにも怒りを買い、当然街山荘にも顔が出せない。

自ら寄るべき場所を幾つも失い、ま、別の意味で更なる哀れむべき奴になった。

 

さて、誰が何を言った、誰が何をしなかった、なんて、低次元とワタシも反省。

彼等が言う、音楽を分かっていないワタシ。ワタシも形無しですわ。

では、彼らの言う音楽とは、そしてそのレベルを、チョッと分析。

真剣に音楽を追求しているなら、人の批評も耳を貸すべきなのに、チョッと批評を

受けただけで批評したモノ(ワタシ)に容赦なく論理性のない攻撃を浴びせて来た

お題目のように音楽、音楽と自分達だけが分かっているようではいかがなモノか。

真の音楽論から外れたところでココロを乱したに過ぎない。

音楽、音楽という以前の人間性の問題で、そんな認識も出来ない者が

音楽を叫ぶなど、片腹が痛い。

増してや「コルトレーン&モンク(この二人はジャズ界では神様のような人)」

をも凌ぐ、とM君。

それを「いや、それほどでも」位の否定も謙虚さもなく、ごく普通に受けている

隊長のコメント。その程度の幼い次元はついつい爆笑ものですわ。

「狭い世界で(EDFの掲示板)カッコだけが先行してるんチャウか」あ、言うて

しもた。と言うのも、この掲示板のタイトルが

『わしがわしがの我を捨て、お陰お陰で生きていく』なんですわ

 

音楽しかり芸術、造形物等々、一つの表現、作品にはそれを接した人には、

十人十色、色んな評価と感じ方があるはずです。

ワタシも自作の森の部屋を、初めて否定的な評価を清水君から受けたのに、あ、

そう言う見方もあるのや、良い評判は表に出てくるが、黙っている人には、

別の見方と評価があるはず。これは、自分への戒めとして受け止めました。

正直言って、造っている最中、技術的な失敗、まずさを、ま、ええかと

済ませた箇所は多々あります。自分のものだから多少ええ加減でもと思っていた

これはやっぱし、モノを造る人間としてはあってはならないと反省。

 

ハエが集るように、蚊柱の中に入ったように突付かれホンロウされケチョン

ケチョンに叩かれましたが、これは勝った負けたでは勝てない、で、逃げる

しかない、ある種宗教的な要素が伺え、とにかく熱心なファンにかかたら、

筋道、論理では通らない、というのが実感です。

ただ逃げる訳にはいかない。逃げる前に逃げ口上をと

この事に関して押さえしまっていたモノを全部出しました。

何よりも、こうなる以前にチャランケで理解しあえばと、願っていたのに

 

ライブハウスでのライブを検証すると。

一時はやった三位一体という言葉が浮上します。

演奏するモノ、聴くもの、場所を提供するモノ。更にそこには僅かでも金が動く

Yさんように「そういう店で金を払ったのが非常に悔しい」こんなコト言われたら

店としは失格ですね。更に「不味い料理」と来た。もう、シュンです。

その一瞬に賭けた魂の実演、そこを感じて雰囲気に溶け込む、その環境造りに

懸命である。この三位一体がライブというのを、深めたり、盛り上げたりする。

あの日もそれはあったと思うのです。

だから、批評してはいけないコトにはならない。

幸い、森の部屋は活気づき稼動する中で、そのそれぞれが一つ一つ面白く展開

しています。それはこの三位一体が生まれるからです。

プロとかアマとか、上手や下手ではなく、部屋を借りた主催者自身が全力投球で

その日に臨む、そやからたいていが満員。

当然一体感が生まれ、充実した空間へ向上していく、我々スタッフも日ごろに増

して仕事に勤める。終わった後は主催者とファンの方達で当然のように片付けて

くれる。ありがたいコトです。

快く片付けて頂けるのは、それぞれ皆さんの満足感の表れと受け止めています。

 

EDFにもあのように熱心なファンが居るというのは、ワタシがまだ触れ得ない

トコロで彼らにしかない素晴らしいモノがあると思います。

それは、ココロから尊重したいです。更なるご活躍を、いつかワダカマリもなく

なるでしょう。

最後に、最初にファンとしての嘆きのメールを頂いたSさん。

穏やかな語りと、その後のご理解に感謝申し上げます。

それを今回の最大の中和剤としておしまいにさせてもらいます。

『わしがわしがの我を捨て、お陰お陰で生きていく』

いい言葉です。

その言葉を生きたものに、日々これ勤めていきたいものです。

長々とイヤイライケレ

             街山荘 エカシ

 

 

 群像、それぞれの課題

 

 木島平に居るツレの平井から鶏小屋が今年の雪で崩壊し隣の領地に入り込んでいると、連絡してきたのが4月の中ごろ。

 それはほっておいてはアカンやろ、てコトで片づけに行かにゃ、とは言うものの行くには交通費と何やかやで最低で5万円は要る。最低で収まるはずがない。しかもや、店を二日は休まなきゃいかん。

 二日休めば6万位をパーにする勇気と覚悟がいる。

 これは大変なコトなんや。最低5万の出費に、最低6万の収入をフイにする合計で11万円、イヤ最低やから15万円と見積もったらええやろ。15万と言うのは毎月長野のJAへ返済する最低の額。これが時には実行不可能な月もあるっちゅうに、ホンマに大変なコトや、ねん。

 片づけの為に15万円の大金を注ぎ込むなら、せめて街山荘再建の為の何かであればいいのに、ココロには重いモノがあった。

 この6月3日でワタシ、60歳、赤いチャンチャンコの還暦の爺さん。

 街山荘建築に9年間を費やして、それが1時間半で全焼した。

始めたのは46歳やった。当初はまるで素人で無知の上に未熟。そやから9年かかった。いや、9年目が終わろうとしていた時に火事になって消えてしもうた。言わばまだまだ建設途上やった。

今やったら2、3年でやれるやろう、知識も技術もキャリヤも雲泥の差のプロを自負している。

ところが、時の経過は無情なモノで、あれよあれよとしている内に焼失から5年目を迎えてしもうた。

 そして、直ぐに60歳。これはチョットのんびりやっている場合と違うんとチャウ。

 街山荘が燃えずに今盛業中であったなら、現存の借金はほとんど済ませてワタシは予定通りニュージーランドの街山荘で還暦を迎える準備をしていたろう。未練、泣き言と言われようと、この無念は隠しようもないワタシの本音。泣き言は言うまい、が、本音は泣き言と悔恨の日々なんですわ、クックック。

 昨年6月から河内長野でキッドを刻み始めたものの、作業工程は思うに任せず、予定は大幅に遅れ(これは昔から定番として着いて回っている)今年中も危ぶまれる状態。ならば、できる範囲の出きるコトだけを先取りして何とか今年中に再建を、と。

 これは絶対譲れぬワタシの課題や。

 連休、焼け跡で黒いこげ跡をまだ生々しく残し、14年前作り上げた姿のままコンクリの基礎が痛々しく、それでもドッシリと建っているのを視野に入れながら、壊れた鶏小屋を片づける。

ごうちゃんはワタシの指示通り淡々と作業を続けている。彼は街山荘を写真でしか知らない。

力頼はワタシよりも果敢に動く。時おり「なんで燃えたんやろな」独り言のようなため息のような、嘆きのように力のない叫びを発する。その度にワタシ、ズキッと心臓にひびが走る。

ココロの重い作業を済ませて、ココロに再建への課題を厳しく自分に課せた。

 もう大阪なんか帰りとうな〜いぃっ、と、何度か叫んで三日ぶりに帰って来てメールを開いて見たら、ドッと入っていた。それが、怪しいのが連続で6件、所謂変形文字のアレ、ウイルスちゅうのや。絶対にそうや、これはオトンボ(大阪弁で末息子)の龍実先生に一発オネガイするしかない。先生を即、徴収。間違いアレヘン、イテまえ。で、メデタシ退治。

 で、他のメールを開くと、これまたビックリ。

 こんなエエ加減なオヤジにホットなメールの多いコト。

 南北朝鮮の統一を悲願に数十年に渡り朝鮮舞踏活動をしているレディーhttp://www.narusae.comからのホットメール

 「街山荘のステキなオヤジさん」なんてチョット照れるタイトルやで。  

 アースデイ等で地球環境問題に積極的に関わっておられる菊地氏http://matsushita.co.jp/ccd/2003/pcf.htmhttp://www.greenpeace.or.jp/info/features/greenfreeze/gf20030525_html

 寒い冬の間ホームレスに寝袋を与え続けていたグループの路上的旅人こと川谷清一氏 

http://homepage2.nifty.com/rojyonotabibito/

こちらも地球環境に関わっておられるクレパス水彩画作家/なかがわたかし氏   http://www4.ocn.ne.jp/~swing/

環境が続いたので更に列挙してみれば

大阪ケナフの会 読売新聞記者の落合雅治氏☆大ス樹の地図☆ http://www.daisuki.co.jp/map_Folder/map.html

ケナフの会といえば、モチロン愚息の誉一も落合氏と一緒に行動を共にしている。6月1日には「通天閣で知るほんまもん。もうだまされへん!」eco-wind@occn.zaq.ne.jpのタイトルで色々イベントを組んでいる。

誉一といえば小学校経論で「ハヤシ」http://www2.odn.ne.jp/~hag64950/hayasi6.htm

なるサークルを組み、教育のあり方、これからの志向を研究し現場の教育に生かす素晴らしい教師集団(少数だが)を形成している。

 環境問題の極めつけはかつて毎年木島平の街山荘に来ていた大阪府職員の末田氏。反原発に取り組んで久しく、その道の権威者的存在で運動を全国的にリードしている。そして彼の作ったHPは高い評価を受けている。

 ぜひ、見て欲しいHPです。http://village.infoweb.ne.jp/~ksueda/index.htm

 古い友人で宗 秋月女史。在日韓国人の詩人であり著作家であり飲み屋のお母ちゃんでもあった。が、ワタシには愛いっぱいの女闘士、いつも彼女とワタシは共通の志向と感情で激しく権力に罵声を浴びせて来たココロの友なのだ。「なにわに残る戦争の跡」カラービデオ38分を仲間と完成させた。

 6月15日(日)に当街山荘の森の部屋で上映会決定。パネル展示とトークの入れ3時間タップリ使ったあとは、ま、飲みながらワイワイと。 一つの課題を果たした。次の課題はこのビデオを広く世間に見てもらうこと。

38分とは小学校などの授業に合わせた編集とか、朝鮮半島の38度線を志向の裏においたと思うのは私の思い過ごしかな。

何でも見て聴いて楽しもうという感じの文化創造クラブhttp://members.goo.ne.jp/home/bunkasozo

小野元祐氏、ふっくら豊かな体でいつもニコニコ恵比須顔。若いのに年より老けて見えるのは並外れた知識の持ち主ゆえの思慮深さから来るのだろう。毎日を精力的に活動して何かを掴み何かを顕そうとしている。

更にもっと若手は「西代官山ネットワーク」http://www.uemachi.n

の小田切君。盛業は車の営業関係らしいが、この上町台地をアピールする為に活動しだした。それは彼の生まれ育った故郷であり、大阪の顔を持つ上町台地こそ大阪たれと、ユニークな活動を同じ若い仲間と続けている。先ほどその集大成なる「上町台地を遊ぼう」マップを完成、所謂、町の活性化に大いなる寄与をしている。

マップと言えば、それより先に「いきいき天王寺の街」と題し「天王寺マップ」を作ったクマ造形株の社長熊谷氏は一つの文化を記した。「大阪を描こう展」始めて数年、百人に及ぶ会員画家達が描くそれぞれの大阪は色彩と情緒に満ち溢れていて、大阪人なら「あっ、これはどこどこ」とつい叫んでしまう懐かしさを誘う。

絵画の中の大阪の世界は現実的でない大阪だが、内包された真の大阪を呼び覚ます情景を胸深く送り込んできてくれるのだ。

この素晴らしい絵画をカレンダーや葉書にしてより多くの人の手に届く気配りとアイディアの持ち主の熊谷氏ですね。もちろん、街山荘にも置いています。大阪の土産にはこれが一番かも。

ワタシの手の届くこんな狭い範囲にもそれぞれの色々な課題に取り組む、言うなれば群像が居る。

最後に、課題を選びむしゃぶりついているキワメツケの青年を紹介しよう。

いや、青年の前に一人。

9年間の木島平村での生活で地元に生涯の友というべき中沢久夫氏。氏ではなく久夫ちゃんと呼ぶのがええな。木島平へ移住して一年以上も経った初夏のある夜、私達の住む更に上の池の平に中林さん中沢さんの2軒の酪農家がある。中沢さんチへ夜9時過ぎ訪ねていった。9時というのは百頭の成牛を世話する夜の仕事が終わった頃やろう、と。とにかく訪ねるのは初めてなのだ。

周りを小山に囲まれた山の上の盆地、シンと静まり返り、星明り以外に見えるのは少し距離をおいて並ぶ二軒の酪農家の灯りが闇の中でホッと浮かんでいるだけ。奥の一軒が中沢さんチ。

居宅の明かりを頼りに窓越しで中を覗いたが誰も居ない。辺りを注意して見ると牛舎の明かりが一際大きく、中に人の気配がした。恐る恐る、遠慮勝ちに牛舎に入っていった。まあ、何と、その臭さというたらタマラン。

こんな仕事よう続けてられるな、なんてシツレイな思いを描き、中の様子を捉えた。

3人が一頭の乳牛を構っていた。初夏とはいえ長野県の北、標高700mになると肌寒い。

乳牛と3人の人間からはオーラのような湯気が立ち込めていた。  

コンバンワと挨拶もそこそこ、そこにはワタシが初めて目にする異様な光景が展開していた。牛の難産なのだ。

久夫ちゃん、牛の産道に肩の付け根まで腕を突っ込んで必死に何かをまさぐっている。手にしているのは鎖だ。

それを今、生まれようとしている仔牛の肢に絡めて引っ張り出そうというのだ。

お爺ちゃん奥さんの愛ちゃんが久夫ちゃんと乳牛の様子をハッシと真剣に見守る。

「よしっ、いけた」久夫ちゃんがそう叫んで腕をズボッと抜き、掌にはシッカリと鎖が握られている。その鎖の先にロープをかけた。三人が一斉にロープを引っ張った。えっ、物凄い力で引っ張ってるやん。

それでも仔牛は肢の先端を見せるだけで出てけえへん。ゴッツイ力が要るんやん。ただ、見ていたワタシも、気がつけば一緒になって渾身の力を出して引っ張っていた。

やがて、スーッと引けたと、次にはボタッと真っ黒い仔牛が産道を割って出てきた。

やったぁっ、とホット感激したのはワタシ一人、彼等三人は直ぐに藁で仔牛を拭いて一輪車に乗せ所定の場所に運び、そこでやっと一息。

モノゴッツイ光景が展開した。始めて見た牛の出産。それが難産。エッ、人間の腕一本入っても子宮に届かない牛のデッカさ。あ〜ビックリこいた。と、それは縁やろう。その仔牛ボクに売って、と、買った。

真っ黒いからカラスのカーコや、カラスは力頼のニックネームの一つ、仔牛にカーコと名づけるコトで力頼のニックネームを一つ削除。ついでやけど、カッパ、カメと力頼にはカの付くあだ名が多かった。

それが縁で中沢家との付き合いは深まった。

久夫ちゃんは何でも自分で作る。牛舎はモチロン、必要な農機具の改良とか、モロコシ畑を荒しに来る熊を生け捕る柵とか、残念ながらクマはその手に乗らなかった。要するにガス、電気溶接がお手の物で可能な限り自家製をやってのける。ワタシ゛が丸太を相手に木で何でも作るのと、二人はライバルであり仲間になった。

牛舎では乳牛を左右に分け外側に向けて繋いでいる。中央の通路は牛の糞の通路でもある。

その糞を朝夕二回スコップですくい特性のデカイ一輪車に入れて搬出する。これがまたクサイはキタナイは力が要ってシンドイのですわ。ワタシも何度か糞すくいのお手伝いをしたものです。

久夫ちゃん。長〜い牛舎を作って大改善。牛舎には二つの通路をつくった。

通路は小型ブルが通れる幅、牛はその通路で糞をする。牛を一方の通路に追いやり、糞はブルの先に装てんされた大型タイヤの半割れで一気に押しやり3m程の落差を儲けた牛舎の果てに落とされる。

搾乳も搾乳場を作り牛を並べて合理的に搾乳する。今までは繋いでいた牛一頭一頭を巡り搾乳していたものが何とも簡単にそして清潔に搾乳できるのだ。絶えまぬ探求と向上心があってこそ出来る酪農経営への意欲は素晴らしく、彼の課題のまだまだ遠いのに共感と羨望を禁じえないのやね。

生きる我ら、一人一人課題がある。それぞれの課題を互いに評価していきたいと思うメールのやり取りかな。

チョット長過ぎたので、とっておきは次のお楽しみと言うコトで、

 

 

 

 

 2003/4/20

 

 ワタシの生業はバーの所謂マスター。そやけど本当のことを言うたら「マスター」なんて呼ばれるのはイヤやねん。昔、店にきた黒人青年に言われた、「マスター」は我々黒人が奴隷時代に雇い主の主人を強制的に呼ばされた名称やから、絶対使いたくない。ゴモットモ、ゴモットモ。

 以来、自分を「マスター」と呼ばれるのに拒否反応を持ち始めたと、云うこってスわ。なんでかちゅうと、そもそも我こそは22才で反戦運動に関わり以来コンニチ迄一貫して反差別を貫いて来た反骨ジジイやからです。

 そんなワタシがマスターと呼ばれいい気になっては居られまへん。それに例えば店が退けて夜中何処かへ食べに行ったりするとこのマスターちゅう奴が多いコト、それもどうも虫が好かない、ところが癖ちゅうのは途中から変更が効かない、で、うちの奥さんは初め慣れ親しんだマスターと全く固有名詞としてワタシを呼ぶのであります。それはそれで二人のなり染めの甘い香りを残して悪い気分にはなれへんのです。

 近頃は新しいお客さんには勤めて固有名詞の譽志男(ヨシオ)を呼ぶようにお願いしている。ヨシオと言えば、長男の娘二人にもヨシオと呼び捨てにさせている。嫁がオジイチャンと呼ばそうとするのにバリケードを張ってヨシオと呼ばす、ワタシも孫とは呼ばない、息子のムスメ達なのです。

 二十数年も大阪と言う都会で夜の商売をやっていると、大阪も都会もイヤになり、スキーを覚えスキーがしたく、かつ、スキーで儲けたく長野に行ったのに、九年間かけて造った丸太の建物が全焼、保険にも入ってないええ加減さが災いして、再び大阪に舞戻ってイヤで捨てたはずの商売をしていかねばならなくなった。

 商売を再開するなら焼けた木島平の山荘を再建する悲願を実現するために飛躍と前進あるのみ、と、この四年間走り続けているのですが、徒労じゃなく徒走を続けている。悲願がいまだ実を結ばない苛立ちと焦り、客観的に見てそんな自分が小さくも感じます。

 一つには客商売しているのに人の好き嫌いが水面下では激しく、そいつが時折現実に飛び出してきて失敗する羽目になる。

 商売ではあの手この手と考えて考えて顧客が増えることを常に心がけているのに、一方で水面下の悪い癖がスキをついて出てきて、大事なお客をなくする。一人二人は、ま、エエっかと、その時は大様に開き直るのだが、商売とはこれまた、摩訶不思議。昨日まで連日賑わっていたと、安心していると、何時の間にか閑古鳥が鳴き叫ぶ日々が続き、アレ、こんなはずでは。

 そうなると、イヤやった客の顔まで懐かしく思い出す。マッタク勝手なモノである。が、客を嫌がると言うより、客を選ぶ。 いい店にしたい。

自分で絵に書いた店と客像というのがあって、その枠にはまるよう努力をする。では、どんな客が望みなのか。

 決まっているじゃあ〜りませんか。気前よくいっぱいお金を使ってニコニコしている客??、それはそうやけど、そんな客居れへんて、居ったらアホや、アホはないやろけど、気色悪いかも知れんな。

 ジャズの看板を挙げてもう30年はなるが、別にジャズだけがそんなに大切やったんとチャウ。‘70年に千日前で店を出したが、当時その界隈は今から見ればほんまに物騒でヤクザ、チンピラがワンサト居った時代。

 当時狙いはアンダーグランドの店。ヤクザ、チンピラ封じにジャズを騙った。

 騙ったというのは、ジャズの看板を掲げていながらロックやフォークソングにブルースと多種多様でイージーに音楽を選んでいて、所謂ジャズキチという手合も大キライやな。話も出来へんボリュームの音を出すジャズ喫茶で、テーブルには飲みかけのコーヒーを何時までも置いて、灰皿には吸殻の山、瞑想するかのようにジャズを聴いていた方達とはチョット一線を置きたい。

 ワタシはずっとジャズは楽しむモノと、であるのにあの手の方達はジャズは考えるモノ、語るモノとしているからウンチク、が先に来る。いや、ジャズに限らず聞きもしないのに語りたがりに教えたがりアレってダイキライ。で、そんな客は当店では歓迎しにくい。

 若い女性が気楽に入れる店を心がけている。で、若いだけではないにしろ昔から女性客は多い。て言うのは、若い時に来出し長続きするから若さを超えて天下御免のオッサン化する怖〜いお姐さん達が幅を利かすシーンが多くなる。ところがそんな状況を理解できず、店に女の客が多いコトに付けこんで来る輩がちょくちょく。

 隣の女性客に一二杯おごるのは良いが、それだけで自分の女にしたと錯覚したり、ホステス扱いをするアホな奴。当然、ワタシに嫌われます。酷いのは「金払って出て行ってちょ〜だい。二度と来るな」のワタシのお言葉を頂くことになる。オッサン言う連中に多いかな。

 自分のテリトリーに帰れば社長とか先生とか会長とかと言うお偉いお方が血迷うて全く関係のない人達にもお偉い風邪をフウフウ吹かす人。これは反骨者の私の格好の餌食になりますな。

 日本に来ている外人(白人)の大柄な利己的態度にはいつも腹を立てる。英語のみをペラペラ。カチンと来る。オウラッここは日本やで。で、こいつ等に又々腹を立てるのやけ、実はチョットちゃうねんな。単純な外人をいい気にさせているのがアホな日本人。外人と見ればムリムリ英語で喋りがり、ニコニコヘコヘコ愛想に世話までやく。

 これがカラーの外人にはそうではない。ましてや東南アジアの人達には逆転して横柄で蔑みまで混じるから、救いようのない日本人は相当数いる。

 で、そんな外人も日本人にも過去何度も「出て行け」なんてシツレイなコトを言うたかな。

 ワタシは自分ではダンディーな二枚目と自負しているのに、初対面の人からは怖いとかヤクザに間違われる。見る目のナイ人が多いのにガックリ。

 そのワタシ、何よりも政治家にヤクザがだ〜いキライ。この手合が来るともうアカン。何とかして追い出しにかかる。

 大正区大運橋で店をしたのが最初。三十数年も前、この界隈時には殺しもある程昔は物騒でガラの悪い街やった。ワタシは月に一度は「お前ら出て行け二度と来るな」とチンピラ、ヤクザを追い出したものです。

 まあ、大たいは追い出しに成功し、その事が顧客の安心感を誘い、若い女性でも気楽に来る店になっていたのです。

 ところが今年の一月、ワタシの思い上がりがチョットやばいシーンを創出してしまった。何かと言うと、詰まるところ、この店でワタシ一人が8人のヤクザに脅しを受ける格好になってしまった。この時ばかりは、覚悟を決めましたね。

 恐怖が全身の毛穴を開かせ、喉はカラカラ、手のひらは熱が抜け冷たくなりま、土下座して何度も命乞いをせな許してくれそうもない雰囲気。

 ワタシの一番の恐怖は、恐怖に負ける自分の姿を感じるコト。恐怖が大きければ大きい程、その心とは反比例して恐怖に挑んでいくアホが絶対値を占めてしまう。

 そやから、もうその時は妻を遠くにやり「何かあったら110番せえ」と8人相手に、もし、袋叩きにあうのなら、その前にこの親分だけはイテもうたる。覚悟で望んだ。

 で、結果、なんと、今ではその親分とはニコニコ挨拶する仲になった。同じマンションやから顔も合わせるコト当たり前。キライなキライなヤクザとも挨拶して仲良く、あああぁ。しゃあないですわ。

 それから、いままでキライや思たモノまでなんか許せるようになって、許容範囲が大きくひろがり、気分的に楽になった、ちゅうのも、あの時身構えて相手したヤクザの親分のお陰かな。

 変に納得している、今日この頃。

 

 

 

 

2003年4月16日(木)

 

 

「どうした、なんかあったか」

「別に、ま、電話しただけ。今から中沢さんとこへ行くねん。で、な、街山荘の前を通ったらな、潰れてんねん。鶏小屋がな、沢の方へいってもうてるわ」

 やっぱり、何でもないのに電話をしてくる訳がない。無愛想で自然体で詰まる処、問題点を指摘したり伝えて来るのが、平井という奴。

 街山荘全焼で殆ど無傷だったのが少し離れて造作していた鶏小屋だった。

 二階建てで上は物置に下はひと時、カー子と名づけた仔牛の部屋と約百羽の鶏の住みかだった。

 全焼以来四年、毎年の積雪によくぞ耐えてきたものだが、今年の大雪にとうとう引きずり倒されたか。

「そうか、片づけにいかんとな」「ウン、そうした方がええんチャウ」

 アウンの呼吸で会話ができる平井との仲。

 とは云うものの、直ぐには動けない。

 金も要る、時間もかかる。その為に店を休業して木島平に行くには、今は本当にシンドイ。

 昨年の九月までの店の業績は目標より下回るものの、一応上昇していた。

 が、十月からは下降線を辿る一方になってきた。例年なら、十月、十二月というのはその年の記録を作る月なのに、昨年は逆コースを辿った。

 道交法の改正で飲酒運転の厳しい罰則、加えて保険料の引き上げや個人負担の引き上げ、市民、貧乏人イジメの愚かな政治が小泉政権でドンドンやられ不景気風に拍車をかけ、世間は本当に沈滞ムード。

 それがモロに私達のこの業界を直撃した。

 遊びに行かない、飲みに出ない。忽ち閉業に追い込まれる店が急増。

 街山荘も、今年に入って過去最低の記録づくしで開業しているだけで精一杯と来た。苦し紛れにアレかコレか思案、思考を重ね、一つはこのインターネット更に、表の店構えがマニアックになり過ぎて、初めての人を入りにくくしているのでは、と、ではどうするか。

 冬の間、表のデッキには客は遊ばない。そのことを良い事にして乱れ過ぎている。モノが多い。片づけが出来てない。ようするにダラシナク鎮座させている。これはアカン。で、片づけスッキリ、可愛くと手を加え始めた。

 な、事で、蓄えもなく、細々と生業を続けているから、動けない休めない。

 が、や。木島平には俺の土地が約四百坪ある。

 放っては置けんやろ。むしろ、果敢に築いていかねば。

 ゴールデンウイークの後半にでも、再建を現地で第一歩かましたれ、そう決意した。なせばなる何事も、ちゅう訳や。

 五月の連休の後半に二日程街山荘の店は休業して、木島平で再建の足がかりをつけるか。

 60歳になってもこのジジイには定年とか休息はないのやな。 

 

{平井。現在木島平村在住、大阪出身。元ログビルダー。中沢。木島平村池ノ平の酪農家。木島平村在住中唯一の友。詳しくは「街山荘記」六百円「街山荘通信」カンパ二百円以上を参省。}

 

 

 

 2003年4月15日(火)

 

ワタシのとてもとても大嫌いなお方、石原新太郎と言います。

ブッシュのチョー不快な笑顔の後は、チョー気味の悪い新太郎君の笑顔。

美濃部、鈴木、青島、シンタローが東京ならノック、大島の大阪。都会の人間は政治を信じていない。茶化すことでしたり顔が出来るのだろう。

 に、しても、大阪のノックはギャグで微笑ましくもあったが、青島を選んだ都民がシンタローを圧倒的多数で二度も選ぶ。これは、チョット変。

節操がないと云われてもしょうがない。青島は参議院議員時代を通して日本の良心的存在を示したと思う。

が、方やシンタロー君なんていう奴は思いつき出任せ暴言に愚言の連発で、絶えず突拍子もないことを言っては世間を騒がし目立たせることしきりの、

低脳軍国主義者。ハッキリモノを云って分りやすい印象だが、こいつが曲者で、ハッキリ馬鹿を言って独善的な傲慢さを振りまく。これは、彼の人気の秘訣かな。それはそれでナカナカ彼なりの演出効果バッチシで、しょう。

 で、云うなら、そんな演出に乗ってしまう人々の多いこと。

 日本の政治がいつまでも自民党というのは、無知で無節操な人間ばかりといえば過言でしょうか。

 その図式で計ると東京都民の300万人は無知で無節操で恥知らずということかな。こんなことを公言した暁には大そうな個人的攻撃を受けそうでコワイ。

 と、思うでしょうがこのジジイ、そんなこと屁とも思ってへんからタチ悪いかな。

 

 中島らも、この作家の本は読んでおこうと思いつつ、いまだに読まずじまい。

 読まなくとも分るモンはあると自負している。大麻所持で逮捕。

 マヌケ、と、云いたい、が、実は逆ですね。

 らもちゃん、ナカナカのツワモノ。ワタシを喜ばせる素質充分にアリ。

 大麻所持で挙げられたこれまでの例えば芸能人達は、例外なく「間違ってました」と、ザンゲの言葉を潮に世間に復帰している。あれって、けっこうムカツクのや。見つかれば謝る。本当は全然そんな気はないのに。

 らもちゃん、は、言いましたね。そんな法律がオカシイって。

 所謂、現行法律を犯した「罪」は認め、その法律自信の正当性を問うた。

 ワタシ的に思えば、身を挺して法律に挑んだようならもちゃんの潔さが何とも小気味が良くウレシイ。

 大麻と麻薬を一緒クタにしていること自体がアホの現れや。

 大麻を取り締まるのならもっと以前にアルコールやろう。その証拠にかつてのアメリカで禁酒法時代があった。

 アルコールは人を一時的に別人間状態にさせ、中には暴力を引き起こす、危険な要素を抱えている。が、大麻、マリワーナはどうか。

 まず中毒としての習慣性がないという、恍惚状態におき幻覚作用はあると言う。アルコールはどうか、中毒作用は併用し、それはしばしば暴力へ作動する。アル中患者が増え続けているのをどう見るか。

 と、云って、酒を飲む全ての人がそんな症状を見せるのではない。過ぎたるは及ばざるが如しと言うように、何でもホドホドということかな。

 バーを生業としているヤオジがこんなこと云うと反営業的かな。

 仕事のストレスを大麻で解消していた極悪人のような検察の求刑理由は、一方で検察官達が有名人気作家相手に楽しんでいるようにも受け止められた。ヤオジ的見解では、いちいち大麻でストレス解消を狙うのも如何なものかなとも、思い、確かなこととして何故大麻が悪いのや。かめへんやんけ、と思う。それやったらもっと悪い酒やタバコを禁止にしたらどう。

 酒やタバコの方が遥かに他人に迷惑をかけている。

 他人にいや、他の生物にそして地球に大いに迷惑なのが排ガス。車を動かすだけで環境破壊なのに、止めてまでエンジンを吹かしぱっなし。

 アイドリング。こいつは絶対良くない。公園の木陰の気持ちの良い場所で車の行列が出来て、例外なくアイドリング。

 折角の都会のオアシスが排ガスで汚染される。これこそ許されない。

 中島らもが自宅か何処かでヒッソリ大麻を吸うことを罰する法律より、アイドリング禁止条例でも作るべきだが。

 

 

 

 

 

 2003年4月12日(土)

 

桜は満開から散り始